【1. 電子ノートとは?使い始めて気づく3つのメリット】
電子ノートとは、手書き入力ができるデジタルデバイスで、紙のノートに近い書き心地を再現しつつ、データとして保存・管理・共有ができるのが特徴です。
私も当初は「本当に紙と同じように書けるの?」「かえって面倒じゃない?」と半信半疑でした。ですが、実際に使ってみてわかったのは、単なる「ノートの代わり」ではなく、仕事や生活そのものを変える可能性があるツールだということ。
特に実感したメリットは次の3つです。
✅ メリット1:書いた内容が“すぐに見つかる”
紙のノートでは「あの時のメモ、どこに書いたっけ?」となりがちですが、電子ノートではフォルダ分け・タグ付け・日付管理ができるため、一瞬で目的の情報にアクセスできます。
しかも製品によってはPDFとして書き出したり、クラウドに自動同期されたりするので、外出先でもスマホからメモを確認できるのが便利。
✅ メリット2:何冊分でも持ち歩ける
電子ノート1台に、何百冊分のノートが保存可能。出張やカフェ作業でも、分厚いノートを持ち歩かなくて済むので、カバンが劇的に軽くなりました。
資料・会議メモ・アイデア帳と、使い分けるのも簡単。フォルダを変えるだけで、頭の切り替えもスムーズになります。
✅ メリット3:紙と違って“編集できる・消せる・戻せる”
思いつきで図を描いたり、誤字を消したり、配置を後から動かしたり。電子ならではの柔軟な編集ができるのも魅力です。
特に、Apple Pencilや付属のスタイラスペンを使えば、書き心地は紙にかなり近く、「書く喜び」と「デジタルの便利さ」のいいとこ取りができます。
これらのメリットを体感したことで、「もう紙には戻れない」と感じたのです。
【2. 比較した3機種の紹介】
電子ノートといっても、その中身や使い勝手は製品によって大きく異なります。ここでは、私が実際に使ってみた以下の3機種について、特徴や使い心地を簡潔に紹介します。
🧊 reMarkable 2 —「書く」に特化したミニマルデザイン
画像タイトル:reMarkable 2 電子ノート
オルト:reMarkable 2 の本体とペン
- 書き心地が紙に最も近いと感じた1台。筆圧や反応が非常に自然で、ペンと本体の一体感が素晴らしい。
- UIは英語のみだが、操作は非常にシンプルで直感的。
- デジタル機能は最小限に抑えられており、「書くことに集中したい人」向け。
- 日本語での手書き入力は問題なしだが、日本語OCRには非対応。
🔧 BOOX Note Air 2 — 多機能で柔軟なAndroid搭載モデル
画像タイトル:BOOX Note Air 2
オルト:BOOX Note Air 2の本体とスタイラスペン
- Android搭載で、KindleやOneNote、Google Keepなど外部アプリが使用可能。
- 日本語OCR対応の手書き変換もでき、検索性や整理機能が優秀。
- 書き心地も良好で、ペンのカスタマイズ性が高い。
- 「読書・メモ・情報整理すべてを1台にしたい」人向け。
📝 富士通 クアデルノ(Gen.2) — ビジネスに強い国産モデル
画像タイトル:富士通 クアデルノ Gen.2
オルト:富士通の電子ペーパー端末 クアデルノ(第二世代)
- 日本語UIで迷わず操作できるのが大きな安心ポイント。
- 書き味は滑らかで、実用性重視の安定感がある。
- PDFとの相性が抜群で、資料への直接書き込みが超快適。
- 日本語OCRも対応済みで、ビジネスユースに非常に強い。
それぞれに明確な個性があり、「どれが最強」というよりも用途に応じてベストが変わると実感しました。
【3. 実際の使用シーン別レビュー】
電子ノートは“使い方”次第でその価値が大きく変わります。ここでは、私が実際に使ってみた3つの代表的なシーンを通じて、各機種がどう活躍したかをレビューします。
📂 ビジネスメモ・議事録には【クアデルノ】が最適
会議の議事録や、PDFの資料に直接書き込む場面では、富士通クアデルノが圧倒的に使いやすいと感じました。
- PDFに自然に書き込める操作感
- 日本語UIで即操作でき、時間のロスがない
- クラウド経由での共有もスムーズ
特に、日本語のビジネス資料を多く扱う人には、国産ならではの安心感と互換性が魅力です。
📚 読書メモ・情報整理には【BOOX】が便利
Kindleアプリやブラウザで資料を読みながら、すぐにメモを取れるマルチな作業をしたい時には、BOOX Note Airが本領発揮。
- KindleやChromeが使えるので、「読む」「書く」が同時にできる
- ノートと読書画面を分割表示可能
- OCR検索も優秀で、読み返しもラク
「読書→メモ→整理」まで一貫して行いたい情報系ユーザーには、まさに全部入りの電子ノートといえます。
✍ 手書きでアイデア出し・スケッチするなら【reMarkable 2】
アイデアを自由に手書きで出したい時には、reMarkable 2が一番ストレスがありませんでした。
- 書いた瞬間に反応するペンの滑らかさ
- UIがシンプルで、余計な機能がないぶん“書く”ことに集中できる
- ノイズがないデザインで、思考が流れるようにまとまる
ガジェットでありながら、紙と同じような感覚でアウトプットできるのは、reMarkableならではの魅力です。
このように、それぞれの機種に「得意なシーン」が明確にあることがわかりました。
【4. どれがあなたに合っている?タイプ別おすすめ】
電子ノート選びで失敗しないために重要なのは、「自分の使い方に合っているかどうか」。ここでは、タイプ別にどの製品が適しているかをわかりやすく整理しました。
💼 ビジネス重視&日本語操作で迷いたくない人 → 富士通 クアデルノ
- 会議資料や契約書など、PDFとの相性が最高
- 日本語UIで安心、誰でもすぐに使いこなせる
- 日本語OCRも対応済みで、手書きメモの検索も可能
→「紙の資料を一気に電子化したい」「企業内での業務効率を高めたい」人に最適。
🧠 情報収集・読書・整理を全部やりたい人 → BOOX Note Air
- Android搭載でアプリが自由に使える(Kindle, Evernote, OneNoteなど)
- ノートとウェブやPDFを同時に開いて操作できる
- 日本語OCRやクラウド連携も優秀
→「1台で何でもやりたい派」や「知的生産が好きな人」にピッタリ。
✍ 書き心地重視&集中したい人 → reMarkable 2
- 書くことに特化したミニマリズム設計
- 書き心地は紙以上。ストレスゼロのペン操作
- 機能を絞っているので集中力が削がれない
→「書くことを愛している」「考える時間を大切にしたい」人におすすめ。
それぞれの機種に強みがあるので、どれを選んでも“紙以上の体験”が待っているのは間違いありません。
【5. 実際に使って感じた「紙には戻れない理由」】
最初は「電子ノートって本当に使えるの?」という軽い気持ちで手に取りましたが、今ではもう紙のノートに戻る気がまったくしません。その理由は、大きく3つあります。
📁 理由1:「探す」時間がゼロになる快感
紙のノートでは「あのメモどこに書いたっけ…」と何冊もめくる時間が必要でした。でも電子ノートでは、フォルダや日付、検索機能を使って一瞬で情報にアクセスできます。
仕事中のちょっとしたメモも、後からすぐに活かせる。「メモが“資産”になる感覚」は紙では味わえません。
🎒 理由2:荷物が激減し、どこでも仕事がはかどる
ノート、資料、メモ帳——全部を1台に集約できるので、カバンが圧倒的に軽くなりました。
電車の中やカフェでも、サッと開いてすぐに作業できる。外出が多い人ほど、この恩恵は大きいです。
✍ 理由3:「書くこと」がもっと自由で楽しくなる
ペンの反応が自然で、スラスラと書ける感覚はまるで紙。でも、間違えてもすぐに消せて、ページ追加も無限。
しかも手書きした内容をクラウドに保存しておけば、後からPCやスマホで見返したり、共有も簡単。
「思考が止まらない」感覚が、電子ノートにはあります。
使い続けるほどに、「紙よりも便利」「紙よりも快適」と感じる瞬間が増えていきました。
【まとめ】
電子ノートは、単に「紙のノートの代替品」ではありません。
実際に使ってみると、「書く」「まとめる」「見返す」「共有する」というすべての行動が、紙の頃とは比べものにならないほどスムーズになりました。
- 📂 クアデルノなら、ビジネス資料をスマートに整理
- 📚 BOOXなら、読書・情報収集・手書き整理を一台で完結
- ✍ reMarkable 2なら、思考を邪魔せず“書くこと”に没頭
それぞれの強みは異なりますが、共通しているのは、「もう紙には戻れない」と思わせる体験があることです。
日々のメモ、打ち合わせ、アイデア出し——
そのすべてを、もっと軽やかに、もっとスマートにするために。
あなたのスタイルに合った電子ノートを取り入れて、“デジタル手書きのある未来”を始めてみませんか?
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